Airbnbが制限事項を新たに発表しました。
アメリカ在住の25歳未満の肯定的なレビューが3つ以上ないゲストに、当人が住んでいる地域にある一軒家の貸し切りを禁止するといいます。
居住地域以外のホテルや個室などは引き続き利用ができます。
この決めごとを作らざる得なかった理由は、現在アメリカでAirbnbの民泊利用者が許可を得ずにパーティーを行うという事例が増えているためです。
民泊でパーティーを行うためには許可が必要で、現在はソーシャルディスタンスを考慮すればAirbnbが承諾するわけには行きません。
そこで一部に無断でパーティーをするゲストがいるわけですが、それを阻止するために制限をかけるということでしょう。
Airbnbの公式声明の内容
Airbnbの公式声明で、何よりもアメリカで広がるソーシャルディスタンスなど衛生に配慮した行動を個人に課す流れにしっかり便乗していると評価できます。
「Airbnbでの無許可ハウスパーティーの数を減らすことは常に優先事項であり、今まで以上に重要なことです。」と述べ、若者が一軒家の民泊でハウスパーティーを無責任に行うことを阻止するための行動をとるとを宣言しています。
制限が必要なのは残念なことですがとにかく現在は火元に片っ端から水をかけて行かなければならないというスタンスでしょう。
カナダの取り組みを拡大した
Airbnbの民泊での無許可なハウスパーティーの増加という問題はお隣の国カナダにもありました。
カナダでは一足早く同様の制限をかけて結果を出すことができました。
明らかに無許可のパーティーが行われることが減ったということです。
ここから出発して同様の問題を解決するためにアメリカでも同じ取り組みを始めたのです。
対象を25歳未満にしたことについて
カナダでゲストによる無許可のパーティーの数を短期間に減少させることができたという結果から、模倣に徹して25歳未満の3つの肯定的なレビューを持たないゲストを制限の対象としました。
実際大多数のゲストは普段通りの行動で何の問題もなく民泊の一軒家で過ごしています。
一方でホストや周辺の住人の迷惑など考えず身勝手にルール違反をする人達は存在します。
また25歳以上の人達が同様の行動をとらないとは限りません。
しかしカナダでの成功を参考に地域を単純に広げるという形でアメリカでの取り組みをスタートしたのです。
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