Airbnbが豪華な旅を実現
Airbnbは民泊仲介業者として世界的な知名度を誇ります。民泊仲介業者とは、一般人が所有している宿泊用施設を代わりに宣伝し、紹介するというサービスです。Airbnbは、特別な旅を実現する、と自社のサービスを宣伝しています。
しかし、民泊の最大の利点は、安価で宿泊できる事です。一流ホテルの様な行き届いたサービスはないものの、無駄がないおかげでリーズナブルな価格が実現しています。しかし、裏を返せば、安価で泊まれる宿泊設備しか利用できないという事です。
その民泊の常識を覆すサービスを、Airbnbは開始します。AirbnbLuxeというサービスです。Airbnbは、AirbnbLuxeを新たな階層の宿泊施設レンタルサービスとアピールしています。
AirbnbLuxeの特徴は、これまで掲載されてきた宿泊施設よりも高品質である事です。掲載物件の中には受賞歴のある宿泊施設もあります。また、専属のトリップデザイナーが付く事もAirbnbLuxeのメリットです。彼らは、24時間対応でサービス利用者をサポートします。
良い事づくめに見えるAirbnbLuxeですが、欠点もあります。それはサービスを利用するまでが大変な点です。世界の上位1％に入る富裕層でない限り、予約さえできないかもしれないとの事です。また、一泊の宿泊料金も高額な設定になっています。話によれば、一泊1000ドルを下らないとの事です。これは日本円に換算すると、およそ11万円になります。
また、AirbnbのCEOであるブライアン氏は、今回の件でコメントを残しています。いま豪華な旅をする人は単なる高級な宿泊場所以上のものを欲している。互いのつながりや目的地との出会いをもっと感じさせてくれる変化や体験を求めているのです。以上が彼の声明内容です。
提供されている宿泊施設
AirbnbLuxeは始まったばかりですが、既に注目されている掲載物件がいくつかあります。
例えば、フランス領ポリネシアのプライベートアイランド、フランスの豪邸、アメリカ合衆国ロサンゼルスの高級住宅街ベルエアにある大邸宅、ジャマイカの別荘です。最後に挙げたジャマイカの物件は、イアン・フレミング氏がスパイ小説を執筆した場所として有名になっています。
当初と比べると大きく変化した
2007年、創業時のAirbnbは、サンフランシスコの自宅に空気で膨らませるマットレスを貸し出すサービスでした。現CEOのブライアン氏とジョー氏が行っていた事業です。
それと比べると、現在のAirbnbは着実に高級化が進んでいます。それだけの変化を遂げた企業は、世界中でも稀有な存在である事は間違いありません。
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