山村の空き家を宿泊施設に…日本の空き家対策はイタリア「分散型の宿」に学べ!

空き家問題解決なるか!イタリア発祥のアルベルゴ・ディフーゾ「分散型の宿」

「アルベルゴ・ディフーゾ」はイタリア語です。アルベルゴは宿、ディフーゾは拡散というそれぞれの意味を知れば少しは親しめるでしょうか。この言葉が今後もっと日本でも当たり前に聴くようになる可能性はあると言えます。なぜなら日本でも深刻さが増している空き家問題解決につながるかもしれないからです。世界で注目度急上昇の「アルベルゴ・ディフーゾ」イコール「分散型の宿」についてお伝えします。

アルベルゴ・ディフーゾとは?

「アルベルゴ・ディフーゾ」はイタリア発祥で訪れた場所にポツリ、ポツリと建てられた“アルベルゴ=宿”に宿泊しながら自然はもちろん辺りのコミュニティを楽しんでもらう旅の提供で過疎地に人を集めようという取り組みです。

1976年にイタリアの山間部で起きた大地震のために人が住まなくなってしまった家屋を宿にして旅行者を集め辺りのレストランやカフェを利用してもらい地域の経済を復興しようとスタートしました。個々の地域の問題解決のために2006年にはアルベルゴ・ディフーゾ協会も設立されました。

長期滞在の旅を楽しむ人が多いヨーロッパでは真逆な大型ホテル滞在する旅が一般的ですが空き家問題がきっかけでスイス、ドイツ、スペイン、アメリカ、日本などでも2010年頃からアルベルゴ・ディフーゾが注目を集めるようになりました。

欧米で注目されるアルベルゴ・ディフーゾの実例

有限会社セクスタンティオが2005年から集落サント・ステファノ・ディ・セッサニオ村で始めたアルベルゴ・ディフーゾをご紹介します。日本では知名度は低いイタリア中部アブルッツォ州の標高1250メートル山岳地帯にあり『フィナンシャル・タイムズ』や『ニューヨーク・タイムズ』、英国の国営テレビ、BBC等で取り上げられ世界的に注目されるようになりました。

ここには古代ローマ帝国の要所から6マイルめの見張り台がありました。地域には古い別荘だった建物が点在していましたが75%が空き家でした。それがセクスタンティオが手をつけて30軒以上のアルベルゴがしっかり利益を生み出しています。

ダニエーレ・キルグレン代表は村のお年寄りも知らなかったこの地域の歴史的な暖炉の文化をクローズアップし経営を文化プロジェクトとして引き上げました。最も象徴的なエピソードに別荘のリノベーションの際に建築家に反対されながら壁の煤を残すことにこだわったことでした。土地の文化にこだわった過疎地の再生が同様の問題を抱えたイギリスやアメリカのメディアに注目を浴びることになったのです。

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