中国の国内旅行！国慶節6億5,000万人の旅行需要！長距離旅行が爆上がり
日本の春のゴールデンウィーク同様に、中国でビジネスを離れた人の移動が最も激しくなる国慶節に及んで、傷口が完全に塞がろうとしている中国の旅行需要の現状を考察します。
国慶節の国内旅行者予測
中国の建国記念日、国慶節の連休が始まります。
10月1日から7日間の連休です。
中国紙「新京報」はこの期間の人の動きの予測を報じています。
それによると国内旅行者は延べ約6億5,000万人になるとOTA「同程旅行」が予測しているというのです。
もし現実にそうなれば2019年の同じ月の80％以上に上ります。
目次
各地の中国国内名所で旅行需要が復活
4万人の観光客が戻ったのは北京の世界遺産「頤和園（いわえん）」です。
中国紙「新京報」が報じました。高速道路の渋滞も南部の広州、深セン、蘇州、杭州、成都、重慶などの都市周辺で発生し旅行者が戻ったことを明らかにしました。
「ユニバーサル・スタジオ・北京」がオープン
国慶節より一足早くに9月中に中秋節の3連休があります。
これに合わせて9月20日に北京オープンしたのが、「ユニバーサル・スタジオ・北京」（USB）です。初日から25000人もの人たちが入場ゲートをくぐりました。
翌月の国慶節のチケットはほとんど売り切れ状態の盛況ぶりです。
長距離旅行需要が復活
今年の中国旅行の流行りは高速鉄道とレンタカーを使った長距離旅行だと中国紙「人民網日本語版」は報じています。
9月28日から10月8日の期間、鉄道は国慶節の特別輸送体制に変わります。
この11日間鉄道を利用する人は延べ1億2,700万人と予想されています。
ehi出行研究院は中国レンタカー会社「嗨（ehi）」租車の研究機関です。
ehi出行研究院は明るい旅行業界の動きが国慶節に現実になるだろうと伝えています。
新型コロナウイルス感染者の国内抑制が実現して夏休み中自粛を強いられた分、日常のホームポジションから離れて思いっきり楽しみたい、より遠くへ旅がしたい人たちのニーズが高まるだろうと予測しています。
国慶節、長距離ドライブ旅行の予約は全体の73％で、直近の中秋節と比べても14％以上伸びているといいます。
今後は国内旅行需要はどうなるか？
10月1日現在の新型コロナウイルスの中国国内感染者数は41人と中国国家衛星健康委員会は発表しています。
感染者の抑え込みのサクセスストーリーは完結しようとしています。
これに伴い中国国内の旅行需要の完全復活も妄想ではなくなって来ていると言えるでしょう。
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