ペット同伴の民泊開業 ムーポンコーポ、避難時ニーズ受け【西日本豪雨3年】

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【西日本豪雨3年】避難所に拒否された飼い主を受け入れる民泊がオープン!

西日本豪雨から3年が過ぎました。

被災地の広島市中区に今年6月、ペットを同伴できる民泊「おうちホテル銀山町ウィズわんこ」がオープンしました。

災害からこの施設が生まれた経緯と施設の詳細をご紹介します。

西日本豪雨の被災地の今

西日本豪雨の爪痕はまだまだ消滅には至っていません。

被災地のさまざまな企業に相変わらず負の影響が及ぼされています。

それでも3年が過ぎて新事業にチャレンジする元気な企業も出て来ました。

一時は工場が再起不能になった企業も新しい製品を作り始めました。

そんな前向きな企業の一つ「ムーポン・コーポレーション」がコロナ禍で「おうちホテル銀山町ウィズわんこ」をオープンしました。

開業のきっかけは西日本豪雨

「おうちホテル銀山町ウィズわんこ」を開業した企業ムーポン・コーポレーションは広島市中区の企業です。

広島県内に27の民泊とホテルを所有していて部屋の数は合計258室です。

西日本豪雨の時は地元企業として被災者の救済に一役を買いました。空き室を被災者40人に提供したのです。

そして、この当時の住田進社長と犬の飼い主との出会いが今回の開業につながりました。

彼らは「犬と一緒に避難できない、避難所にもホテルにも一緒だと泊めてもらえない」と路頭に迷っていたといいます。

「ペット抜きに自分たちだけ避難出来ない、ペットは家族同然」という被災者の思いは住田社長の心に刺さりました。

快く受け入れ2カ月間も犬と滞在した人たちもいたといいます。

その後各地で災害が起こるたびにペットを抱え行き場を失った人たちからの問い合わせがムーポン・コーポレーションに寄せられたといいます。

住田社長はずっとこの問題を何とかしなければ、ペットを抱えた被災者の潜在的なニーズに応えたいと思い続けてきたのです。

コロナ禍の国の補助金活用とビジョン

ムーポン・コーポレーションは70%の客がインバウンドを占めていましたが、それがコロナ禍で消えてなくなって苦しい経営を迫られてきました。

そんななかで住田社長の思いが実現したのは事業転換などを後押しする国の補助金を活用できたからです。

金額は6000万円で「おうちホテル銀山町ウィズわんこ」を皮きりに広島県、岡山県でペットを同伴できる施設を4店舗営業することをビジョンにしています。

客室のクリーニングは大変になりますが、それだけに参入する企業も少ないだろうとポジティブな見込も持っています。

「おうちホテル銀山町ウィズわんこ」はどんな施設か?

ペットと一緒に滞在できる「おうちホテル銀山町ウィズわんこ」では犬も猫も室内ではフリーです。

駆け回ったり飼い主と一緒に眠ったりストレスはありません。

ストレスがないのは犬だけじゃなく飼い主も同じでしょう。

ただでさえ辛い災害時に本当にありがたい環境です。

飼い主がペットと気兼ねなく過ごせる内装は西日本豪雨の被災者を受け入れた経験が生きています。

2週間犬を受け入れた部屋は臭いや染みで客室として使えたもんじゃなくなりました。

当時のように丸ごと改装とならないために床や壁は汚れが落ちやすい素材を使用しました。

どんな犬の飼い主も利用できるように大型犬用のゲージも用意しました。

客室は5つあり、一部屋人間は5人で泊まれます。料金は1室6000円から1万円です。

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