民泊拒否をする町
民泊新法が制定されてから、トラブルは激減したと言われています。明確なルールの元、運営されるようになった民泊が増えたからです。しかし、民泊によるトラブルが皆無なわけではありません。周辺住民が迷惑を被る恐れがあります。
ですから、民泊事業そのものを拒絶している地域もあります。それが千葉県の浦安市の美浜地区です。その意思を反映している「民泊『NO!』宣言のまち」という紙が掲示板に貼られています。その掲示板が見られるのは、新浦安駅から徒歩10分ほどの所です。
貼り紙には、美浜地区が静穏であることを望み外国人旅行者による危険を招きたくない、という内容が細かく記載されています。営利目的で活動する民泊ホスト、不特定多数の旅行者、それらを否定する内容です。
この貼り紙が張られる前、美浜地区の220世帯に対して、民泊に関するアンケートを実施しました。それによれば、民泊拒否を賛成したのは76%です。また、21%が執行部に一任することを望みました。つまり、たった3%しか民泊に肯定的ではないということです。
民泊拒否のきっかけ
民泊に否定的なスタンスの美浜地区は、2016年にトラブルがありました。
1軒の空き家で民泊が行われていたのですが、騒音、路上喫煙、ごみ処理マナーに関する迷惑行為が発生したのです。家主側と話し合いが行われ、一応の決着はしました。民泊オーナーがトラブルの未然防止の約束と延焼保険の加入を果たしたからです。
しかし、マナーの悪い民泊オーナーが登場すれば、再びトラブルが発生します。そう考えた美浜地区の自治会幹部が打ち出したのが、民泊拒否宣言でした。
浦安市の苦悩
浦安市にとって、美浜地区の対応は悩みの種です。
民泊による経済効果は馬鹿にできないため、民泊運営を受け入れない選択肢はし難いと言えます。
千葉県の民泊の届け出は2019年5月24日時点では334件です。そして、浦安市は35件の民泊届けが提出されました。千葉県の中では、40件の松戸市に次ぐ数値です。浦安市は羽田空港と成田空間の中間に位置しており、航空へのアクセス面が優れており、東京ディズニーリゾートや都内への移動にも便利な地域です。
また、民泊を規制することを美浜地区だけ認めると、他の地域をどうすべきかが問題になってしまいます。美浜地区だけを特別扱いするわけにはいかないからです。
浦安市の商工観光課によれば、美浜地区を含めた4地区が民泊の受け入れに関する課題を抱えています。今後も民泊事業が普及することを考えると、浦安市の公務員が頭を悩ませる状況はしばらく続きそうです。
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