個性的な民泊を楽しめる
沖縄県那覇市を拠点に置く日建開発という不動産業者があります。最近になって、日建開発が新しいチャレンジをしています。それは個性的な民泊設備の展開です。
日建開発の考える個性的な民泊設備は2種類あります。まず、屋内でキャンプ気分を味わえる設備です。2つめは、こだわりのある日本風のデザインを実現した民泊設備です。
日建開発の用意した民泊設備の元となったのは、古いアパートの一室でした。そのままでは需要がない古いアパートを活用し、魅力に富んだ民泊設備に転用した格好です。
日建開発による民泊設備が個性的なのは、同社の統括マネージャーである柿本洋氏の判断でした。民泊を営むオーナーが非常に増えた事により、普通のスタイルの宿泊設備では見向きもされません。そこで、個性を主張したデザインの民泊設備を用意したのです。
和風デザインは海外からやって来る旅行者に人気があります。よって、彼らの利用を想定していますが、国内の旅行者を受け入れないというわけではありません。利用希望があれば、国内外に関わらず受け入れます。
成果について
前述した2種類の民泊設備は既に成果を挙げています。
まず、8月にオープンした屋内でキャンプの雰囲気を味わえる『キャンピングハウス牧志』は、県内客の宿泊がありました。屋内に設置されているテントやハンモックやプラネタリウム、それらが生み出したキャンプの雰囲気が好評だったようです。キャンプは天候に左右されますが、『キャンピングハウス牧志』にはそれがありません。また、キャンプを楽しむには那覇市を離れて遠出しなければなりません。市内にいながら、キャンプの雰囲気を満喫できるのは、この民泊設備のメリットだと言えます。
和風デザインが売りの『FUJI OKINAWA』は、サムライをコンセプトにしています。海外での侍や忍者の人気は絶大なので、訪日客の利用を想定しています。また、和風のデザインだけが特徴ではありません。着物の試着や折り紙を楽しむサービスも用意されています。ただし、現時点では利用されていません。
日建開発の今後
上記の2種類の宿泊先を用意した日建開発は、今後も民泊サービスに携わります。具体的には民泊設備の管理業務です。
沖縄県のアパートは、外観が古くなっています。しかし、室内に入ってみると個性的な雰囲気に満ちており、外観とのギャップが楽しめるとの事です。
アメリカのAirbnbは、特別な体験ができる事が民泊サービスの魅力と主張しています。日建開発の試みは、その思想に沿ったものである事は間違いありません。
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