コリビングサービスについて
現在、コワーキングというサービスは、日本各地で利用されています。仕事の場を複数の人で共有するシェアリングサービスの一種です。そして、最近になって注目を集めているのがコリビング、というサービスです。コリビングはコワーキングと違って、住まいを共有します。
コリビングと似ているサービスはいくつかあります。まず、一軒家や寮が対象のシェアハウスやルームシェアです。ドラマや映画の舞台でよく利用されているため、一般人の間で身近なものになっています。また、民泊設備もコリビングと似ているサービスです。Airbnbの様な民泊仲介サイトを通じて、民泊設備は利用できます。特に民泊設備を愛用しているのが訪日客です。
それらと比べると、コリビングサービスは認知されていません。有識者によれば、日本で広まっていくのはまだまだ先だと言われています。
ADDressについて
コリビングサービスはまだ日本で認知度が低い存在です。しかし、2018年12月20日にコリビングサービスの先駆け的存在が登場しました。それがADDress（アドレス）という名前の不動産シェアの仕組みです。アドレスは定額制のサービスで、契約すると対象の建造物に住むことができます。ルールを守っていれば、どれだけ住んでも問題ありません。
アドレスは空き家や古民家、別荘等を転用しています。使われていない建物を利用しているのは、Airbnbと似通っている点です。ただし、そのままでは使い物にならないので、水回りやキッチンは快適な利用を実現するためリノベーションしています。また、複数の人が同時利用するケースを想定して個室が設けられており、他の会員や地域住人との交流が楽しみやすいのが強みです。家具やアメニティも揃っており、快適な生活を行えます。
使い道がない物件を利用することでコストダウンを図る点も、民泊サービスと似ている点です。民泊サービスと同様に、コリビングサービスが流行する可能性は十分にあり得ます。
今後について
アドレスを利用したい場合、月額4万円です。しかし、まだアドレスを利用することはできません。サービスの開始が2019年4月を予定しているからです。
ちなみに、アドレスで利用することができる物件は5件です。ただし、物件数は予定なので、多少の増減がある可能性はあります。
Airbnbを始めとする民泊サービスは、訪日客にとって安く泊まれる理想のものです。それに対して、アドレスは国内の複数の物件をどれでも利用できるため、国内旅行を趣味にする人に需要があります。顧客層に違いがあるので、上手く共存できる可能性が高いのは確かです。
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