【空き家問題解決】残された実家!売却?賃貸?寄付?
田舎で一人暮らしをしていた母親がなくなり久々に帰った実家で毎年子供の日につけた柱の傷を確認した時には過去に心が飛んで懐かしさで涙が溢れました。
暫くすると心は未来に飛び今度は心臓に痛みが走りました。
自分には兄弟がいないので飛行機でやっとたどりつくこの家を一体どうやって管理していけばいいのか?
しかもこれから子供の教育費が莫大にかかるというのにこの使わない家の固定資産税を払うなんてますます心臓が締め付けられて違った涙が溢れてきました。
この類の実家問題に悩む日本人はいくらでもいるに違いありません。
心臓の痛みを和らげる問題解決の対策を解説していきます。
売却する
とてもなじみ深い思い出の品に違いないし両親との思い出を思うと簡単じゃないようにも思えますが”売却”して手放してしまう方法を選択する人は意外と多いようです。
見に行ったり掃除や修理の必要もなくなるので断捨離感覚ですっきりできるでしょう。
誰も住んでいない物件は思いのほか老朽化が早いので資産価値は日に日に下がっていくことになります。
売ると決めたら即行動です。ローカルの不動産業者に売却の相談に行くのが早道で、親戚とか知人でたまたま欲しい人がいればもっと時間短縮できるでしょう。
貸す
手放すことに抵抗があるなら”貸す”という選択肢があります。
貸し出す方法として”賃貸物件”と”民泊”の2通りが考えられます。
どちらにしても所有する以上は負担は皆無ではありません。
賃貸物件では貸し出す際の相場や契約書の作成、トラブル対応などが負担です。
地元の不動産会社に任せてしまえればストレスはなくなるでしょう。
民泊の場合は事前の検討が必要です。リフォームや家具の設置など手を加えて宿泊施設として運用できるようにする経済的負担があるかもしれないからです。
寄付する
“売却”や“賃貸”は需要あっての選択肢です。
人里から完全に隔絶した場所とか戦前とまでは言わないまでもあり得ない築年数の場合だと第三者が寝泊まりすることはおろか足を踏み入れることすら考えられないという場合もあるでしょう。
その場合寄付という切り札があります。
いらないものを誰かに有意義に使ってもらうという感覚で寄付します。
例えば子どもの遊び場として使ってもらいたいという思いから非営利法人に寄付するとか、遠方で通えない親の介護に手をかしてくれた親戚に使ってもらうとかいうケースです。
贈与税、登記などの手続きに費用がかかることは調べておく必要があります。
とにかく固定資産税を払いたくない場合、条件を満たせば地方自治体に引き取ってもらえる場合もあります。
ただ税収が減るので断られることもあるようです。
土地を手放して国のものにする
住まない実家の管理が負担になるケースが増えたため令和5年4月27日から「相続土地国庫帰属制度」がスタートしました。
相続または遺贈で土地の所有権を取得した人が対象です。
ただ支払いが必要な費用があります。審査手数料や10年分の標準的な管理費用などです。
また、建物がある土地や抵当権が設定されている土地など無理な場合もあるので事前に確認してから申請する必要があります。
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