特殊詐欺グループが民泊を利用
民泊設備を主に利用しているのは、外国人旅行者です。民泊設備は安価で泊まれるメリットばかり注目されがちですが、その地域の生活に触れられるという一面もあります。例えば、欧米の住居と日本の住居は、敷地面積や構造に大きな差異があります。旅行に訪れた地域の人々が実際に住んでいる家に泊まることは、旅行を趣味にする人にとっても大きなチャンスです。以上の様に民泊設備は、単に安価で泊まれるだけでなく、既存のホテルには存在しない魅力があります。
しかし、残念なことに民泊設備を悪用する人が存在するのも事実です。民泊設備は通常のホテルと比べて、簡単に利用することができます。旅館業法をクリアしていなくても、営業しようとするホストがいるからです。民泊新法の登場によって一定の水準を満たない民泊設備は違法性があると明確になりました。それでも民泊新法の届け出を出していない民泊設備が存在するのは確かです。
また、その事実を知り、悪用しようとする犯罪者がいます。彼らは民泊設備を舞台に様々な犯罪行為を行うのです。行われる犯罪は多種多様ですが、日本では違法性があるものを外国から密輸する、という手口が最もポピュラーです。そのため、民泊設備で犯罪行為をするのは外国人、と先入観を抱く人もいます。ですが、日本人が民泊設備を悪用する可能性もあるのです。今回発生した事件も日本人の男性が主犯格でした。
事件の概要
今回の事件で使われた民泊設備は、逃走用の拠点として用いられました。逮捕された鈴木敦という25歳の男性らを含む3名は、都内で運営されている民泊設備を転々としていたのです。2018年の12月から、新宿や六本木や浅草の民泊設備をアジトにして、2泊3日ペースで移動を繰り返していたとのことでした。
鈴木敦容疑者らが行った犯罪行為は、いわゆるオレオレ詐欺です。杉並区に在住している87歳の男性に長男を装って嘘の電話をかけました。電話は現金をだまし取るためのものです。しかし、それは失敗に終わり逆に摘発されることになります。それから逃れるために、鈴木敦容疑者らは複数の民泊設備を渡り歩いていたのです。
鈴木敦容疑者らが使っていた民泊設備からは、高校の同窓会名簿が発見されました。およそ50万人分のデータが掲載されているものです。
なお、取り調べに対して、3名の容疑者は黙秘を貫いています。ただし、警視庁によれば、鈴木敦容疑者らが民泊設備を逃走に用いていたのは本人確認のルールが緩いから、とのことです。その点は推察に過ぎませんが、身分証の提示等が求められる民泊設備が稀なのは間違いありません。
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