稲敷市とタッグを組んで空き家を改装!民泊活用目指す!

稲敷市とタッグを組んで空き家を改装!民泊活用目指す!

霞ヶ浦に面した稲敷市は茨城県の南部に位置しています。
ここでも全国的に広がる人口減少などによる空き家の問題を抱えています。
空き家は全ての住宅の1割以上の14.5%に及ぶといいます。
そこで稲敷市は空き家を民泊に活用して集客し、地域の魅力を知ってもらい定住者を再び増やそうという積極的な取り組みをしています。
この取り組みに市から任命され着手した「地域おこし協力隊」の瀬谷勇さん(43)と山本藤子さん(38)の活動を紹介します。

2人の住まいも空き家

空き家を復活させる改修作業活動に参加している2人も地域の外からやってきた「地域おこし協力隊」です。
そして、2人は活動を先導すべくいずれも空き家に住んでいます。
山本さんの住む空き家の所有者は健在で市外から離れた所に移り住んでいるといいます。
同時に畑も借り受けています。
一方、瀬谷さんが住む空き家はもとは霞ヶ浦河畔にあり長期間所有者はなく廃墟だったといいます。

山本さんの取り組み

畑も借り受けている山本さんが目を付けているターゲットは農業体験を旅行の目的にする宿泊客です。
「国籍問わず、刺激的なアイデアを持った人たちが集まる場所にしたい」という具体的な目標を掲げながら、実際に海外のシェアハウスで暮らした経験から、そのスタイルで居住する人たちも集めて行きたいと先のビジョンも持ちつつ計画を進めています。
宿泊にプラスするユニークな体験を複数企画中です。
海外からのゲストに選ばれための試みとしては直近の12月に県や旅行会社とタックルを組んで、外国人向けのサイクリングツアーの体験会を開催しました。
他には同じエリア内のお寺でお経を筆で書き写す、いかにも日本という感じのプチ仏教体験の準備を進めています。
来年コロナが終息しているか分からないものの、少なくとも首都圏からの集客は望みたいところで、そこをターゲットにDIY体験も企画しています。
実際に壁の塗装をしたり、障子を貼り変えたりと好きな人にはたまらないアクティビティが満載です。

瀬谷さんの取り組み

瀬谷さんのゲストハウスの改修は最後の2割を残して終了を迎えようとしています。
日本で二番目に広い湖、霞ヶ浦に面しているという場所の強みを生かして、水に関連したアクティビティを宿泊にプラスしたいと考えています。
めったな場所では出来ない湖でのカヌー体験や、ここならではの魚が釣れるツアー、湖の広さを実感しながら周りを走るサイクリング体験などを企画しているといいます。

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