観光庁が令和4年度予算の概算要求発表、約425億で対前年度1.2倍・インバウンド部門も15%増加へ

観光庁の令和4年度予算・前年の1.2倍

日本の観光業は未だ辛い状況にあります。理由は相変わらず新型コロナウイルス感染拡大によるインバウンドの大幅カットと国内旅行者の自粛による激減です。苦境の観光業界に政府観光庁も寄り添おうとしてきました。コロナ後を見据えた支援をもくろんでいることも来年度の予算を見るとよくわかります。令和4年予算概算を考察し今後の観光業に対する政府の支援の方向性をお伝えします。

「感染拡大防止と観光需要回復のための政策プラン」

政府観光庁は観光業への支援のために観光戦略実行推進会議を立ち上げました。2020年12月には「感染拡大防止と観光需要回復のための政策プラン」をまとめ支援の方向性を決めました。これを基本に各地域の観光資源に着目し観光の復興によりいっそう生かす取り組みを進めて行こうとしています。

令和4年度予算の概算要求

金銭面で援助しようとしていることが一般会計に表れています。既存の項目の令和4年度の予算概算で前年を下回るものは一つもありません。新規の項目も加えられ総額は前年1.2倍の総額177億3,500万円に上りました。予算概算要求の中に含まれている主な3つの項目について一つずつ見て行きます。

1.観光業のリバイバル「新たな旅のスタイル」を定着させる

22億2,600万円の高額をつぎ込もうとしているのは観光産業の再生と「新たな旅のスタイル」の普及・定着についてです。前の年と比べると1.3倍です。

その中で6.97倍と大きく膨らんだのは「新たなビジネス手法の導入による宿泊業を核とした観光産業の付加価値向上支援」です。見地は2つあり「複数業種を折衷し新しいサービスを導入すること」と「観光から地域全体に生産性を上げる付加価値を提供すること」です。

引き続き実施されるワーケーションやブレジャーなど「新たな旅のスタイル」促進事業は1.04倍になりました。受け皿の地域と施設や仕組みを導入する企業をマッチングするモデル事業が計画されています。

2.国内外からの集客につながる滞在コンテンツを

22億1,500万円が要求され前の年の1.42倍になった予算概算要求は新しい内容で国内外の旅行者を惹きつける滞在コンテンツの造成です。コロナ禍で培われた長期滞在希望者を定着させるための市場開拓やニーズに対応した魅力的なコンテンツを仕掛けようとしています。持続可能な観光地経営への支援も同時進行で行い引き続きデジタル化も推進して行きます。

3.受入環境整備や外国人旅行者の段階的復活

最後の項目は予算概算全体の半分以上を占めた「受入環境整備やインバウンドの段階的復活」です。2030年訪日外国人旅行者数が6,000万人に上ると予測しています。そのころの旅行消費額の目標を15兆円と高く掲げています。実現するために令和4年は持続可能な観光推進モデル事業、戦略的な訪日プロモーションの実施を主な内容にして126億3,000万円もの予算が組まれています。

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