LocoPartnersとAirbnbの提携が確定

LocoPartnersとAirbnbの提携が確定

新しい予約サービス

LocoPartnersは、旅館の予約サイトであるReluxを運営しています。Reluxの特徴は、一流ホテルや旅館を専門にしている点です。

安価で泊まれる宿泊所ではなく、高級志向のホテルに絞っているため、Reluxに登録されている施設は、水準以上のサービスレベルを誇っています。

2018年8月27日、LocoPartnersは新たなプロジェクトを開始しました。世界で最も有名な民泊仲介サイトであるAirbnbと業務提携することを発表したのです。

実は、2017年9月の時点で、LocoPartnersとAirbnbが業務提携することは合意の段階まで進んでいました。

業務提携によって生まれるのは、全く新しい予約サービスです。両社の保有しているシステムを連携することで実現したのです。それにより、今後はReluxに登録されている宿泊施設がAirbnbに掲載されます。

つまり、Airbnbのユーザーは、Reluxに登録せずとも、同サイトに登録されている一流の宿泊所に泊まれるようになるのです。

企業の狙い

現在、Airbnbのユーザーは、世界191ヵ国6万5000以上の都市に3億人ほど存在しています。

そして、アパートやヴィラ等、通常のホテルに泊まったのでは体験できない1日を過ごせるサービスを提供しているのです。

Reluxは150万のユーザーを抱えています。顧客の内訳は、日本が120万人、海外からのゲストが30万人です。一流ホテルでのサービスは、通常の宿泊所とは異なります。Airbnbとは違った意味で、特別な1日を過ごせるのが魅力的です。

これまでのAirbnbは一流ホテル等の高級サービスを受けられる環境がありませんでした。安価で泊まれる宿泊所が大勢を占めていたからです。その問題はReluxの宿泊所が実質的に登録したことで解決したと言えます。

一方、Reluxは一流サービスを提供する準備があるものの、顧客数がAirbnbよりも大きく劣ります。ですが、Airbnbに掲載されるようになり、見込み顧客の大幅な増加が期待できるのは間違いありません。

以上の様に、今回の提携は双方のデメリットを補い、お互いのメリットを享受できる内容です。有益な提携であることは確かです。

また、LocoPartnersが期待しているのは、Airbnbの顧客層です。LocoPartnersは、今回の提携の前から、韓国の通信企業であるSKtelecomと、中国のオンライン旅行プラットフォームであるQunar.comInformationTechnologyとの提携が決定していました。これはアジアの顧客獲得を見越した提携です。

そして、Airbnbは中華圏のユーザーが多いことで有名です。今回の提携が確定したことで、新たな化学反応が期待できます。

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