【空き家】京都の女子大生が見守ります!
目次
「空き家見守りボランティア」
誰も住んでいない京都府六原学区の空き家に若い女性の賑やかな声が響いてきました。
お化けでもなく泥棒でもありません。
近くの京都女子大学・家政学部の井上えり子教授とゼミの学生さん7人です。彼らは空き家のオーナーに代わって毎月1回空き家を見回っているのです。
鍵は正式にオーナーさんから井上教授が預かっているんです。
「空き家見守りボランティア」という取り組みです。
調査で行うことは?
調査はただ見回るだけじゃなく各所を撮影して結果をまとめて報告書としてオーナーに送付します。
室内については各部屋を回り写真撮影しながら天井や壁、建具などをチェックして雨漏りとか傾いているとか欠陥箇所がないか点検します。
隣家からのクレームを回避することもこの調査の大事な目的の一つです。
特に庭などの屋外については屋根瓦などの危険な落下物がないか木が隣の家まで伸びていないかなどを確認します。
六原学区の空き家問題の現状?
「空き家見守りボランティア」を行う六原学区は地元産の清水焼の登り窯などがあちこちに残り歩けばなつかしさを感じる地域です。
しかし使われず放置された空き家がどんどん増えていて問題になっています。
自治連合会事務局長の菅谷幸弘さんは空き家率は市の平均(約13%)を越えると認識しています。
コロナ禍以前は外国人観光客の訪問が相次ぎました。
それに比例して増えたのが民泊施設、簡易宿所で120軒数えました。
しかしコロナ禍で観光客が激減して民泊施設は赤字経営となりそのまま空き家状態になったのです。
菅谷さんは無人で放置された建物で危険なものもあるし犯罪の温床にならないかも心配しているといいます。
「まちづくり委員会」の空き家問題対策
オーナーに放置せずに何とか空き家を活用してもらうよう働きかけてきたのは2012年に発足した自治連合会の「まちづくり委員会」です。
ここに井上教授も参加しました。
メンバーには建築士や相続の専門家もいてオーナーの相談窓口になり活用の道をアドバイスしています。
例えば借家や集会所へのリノベーションを進めるなどです。
2015年からは井上教授による「見守りボランティア」のプラスされ原動力がアップしました。
見守りをしていた家の雨漏りがトリガーになりオーナーに若者が移り住んで来るような賃貸へのリノベーションを実現させる働きかけをしました。
外壁のデザインに焼き物のタイルを活用したのは女子大生目線の発想でした。
見守りボランティアで期待すること
見守りボランティアに参加してきた水出喜穂さんと高塚茉友さんは卒業論文のために空き家のオーナーたちにアンケート調査を行いました。
結果から空き家問題を啓発することの重要性をまとめました。
水出さんは「見守りボランティアの活動を地域の人が認識すれば、もっと空き家の活用について目を向け行動することになると前向きに考えています。
井上教授も“地域とつながっている意識”が空き家オーナーに浸透させていくことが重視すべきと考えています。
たとえ時間がかかってもしっかり構築すべきなのは信頼関係に違いない、地域ぐるみで空き家問題に取り組んで行くべきだと考えています。
Airbnb(民泊)撤退と思ったら!撤退ボトムにお任せ下さい!
Airbnb(民泊)を始めてみたけど、思うようにいかないことってありませんか?
そんな時は弊社サービスである撤退ボトムにお任せください!
Airbnb(民泊)撤退はもちろん、家具の買取もしております。
また、遺品整理、空家の片付け、ゴミの回収まで幅広くサービスを提供しております。
お問い合わせは下記リンクのフォームからご連絡くださいませ。
⇒http://textlr.org/tettai_form_top/